2019年4月17日水曜日

「春にみられるミツバチの大群について」の大切なおねがい

ニホンミツバチ の分蜂(ぶんぽう)が今年もはじまりました。

 
*分蜂(ぶんぽう)とは、
 主に春、新たな女王蜂が誕生し、
 女王蜂が数 千匹の働き蜂をつれて、
   新しい営巣先を求めて飛び立つことを
 言います。
   巣箱には女王蜂は1匹しかいられないので
   先輩の女王蜂が新居と子孫繁栄を求めて外 に出ます。



この写真は、巣から飛び立って、営巣先が決まるまで、
「一時的に」木の根元などに集まっている様子です。

この写真のように、春先から初夏にかけて、

軒下や街路樹にミツバチたちが
大群でぶらさがったりすることがあります。

これは、新しい営巣場所を探す途中のもので
年1回のとてもとても大切な時期なのです。

先日もこの様子を「近くの養蜂場から逃げたと見られる」
という報道をされてしまったのを、タレントさんが
訂正してくださったという記事も見かけましたが、
まだまだ知られていないのが現状です。

こんな見た目ですので、
驚かれる方もたくさんおられると思いますが、
あたたかい目で見守ってあげてください。

こちらが危害を加えない限り刺すことはありません。


このように軒先などに集まっているのは、

「一時的」です、「数時間から1~2晩程度」です。

ミツバチは木や石の隙間に営巣するので、
このように外から丸見えのところに営巣することはありません。

営巣先が決まればいなくなりますので、

どうか、そっとしておいてあげてください。

そして、

もし、こういったミツバチの行動に遭遇して、驚き、おびえている方がおられたら、
「大丈夫、そのうちいなくなるから」とお伝えいただけると幸いです。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

長文おつきあいくださりありがとうございました。